Amazon Web サービスを使ってみよう(2)

で。実際にAmazon Web サービスがどんな動きをしているのか見てみる。簡単なのは ECS 4.0(Amazon E-Commerce Service 4.0)のREST API。URL に必要なパラメータを付けてアクセス(HTTP Request)すれば Amazon さんから商品情報を XML の形で取得(HTTP Response)できるみたい。付加させるパラメータは複数あって基本的なものは下記。(良く使うであろうモノだけ抜粋してます)

Service=AWSECommerceService

必須。サービスとしてECSを利用しますよって意味。

&SubscriptionId=

取得したAccess Key ID(Subscription ID)。

&AssociateTag=

取得したアソシエイトID。

&Version=

任意のバージョンを指定。現時点での最新Ver.は「2005-10-05」。

&Operation=

ECS 4.0に対してリクエストする問い合わせの種類。基本は ItemSearch(商品名や著者名などで検索)と ItemLookup(ASINなどのItemIdで検索)。

&ResponseGroup=

取得したい情報を明示的に指定できる。カンマ(,)区切りで複数パラメータを指定して欲しい情報を取得。

Request
RESTリクエストのパラメータ
ItemIds
商品のASINコードやページ数
ItemAttributes
商品の詳細情報
EditorialReview
Amazon.co.jpからの商品紹介文
Accessories
アクセサリー情報
Reviews
カスタマーレビュー
ListmaniaLists
リストマニアのリスト情報
Tracks
音楽CDのトラックナンバーとタイトル情報
SalesRank
売り上げランキング
Images
商品画像のURL
Small
ASINコードや商品URLとItemAttributesの一部
Medium
Smallに各商品に付随した情報や紹介情報などを足したもの
Large
Mediumにトラックやレビューなどを足したもの
&SearchIndex=

検索したい商品の種類。

Blended
すべての商品
Books
和書
Music
音楽
MusicTracks
曲名から調べる
Classical
クラシック音楽
Video
DVD&VHS
DVD
DVD
VHS
VHS
VideoGames
ゲーム
Electronics
家電 エレクトロニクス
Kitchen
ホーム&キッチン
Toys
おもちゃ&ホビー
Software
PC ソフトウェア
&Page=

取得するページ指定。特定ページを指定する必要がなくても「Page=1」とする。Amazonさんは1リクエストに対して10商品という決まりがある。

Operation=ItemSearch の場合

&Keywords=

検索したいキーワード。

&BrowseNode=

BrowseNode番号(Amazon のカテゴリごとのベストセラーを取得)

Operation=ItemLookup の場合

&ItemId=

検索したいASINコード。

&ContentType=

出力するフォーマット

text/xml
結果をXMLで取得したい場合
text/html
結果をHTMLで取得したい場合
&Style=

自分で作成したXSLTファイルのURL。

基本はこんなもんか。つづく。